こんにちは
はまち戦車です
最新弾「青きC.A.Pと漆黒の大卍罪」の発売、殿堂と共にデュエルマスターズのトップメタの環境は大きく変動した
「青きC.A.Pと漆黒の大卍罪」に収録されているカードはとても強力なカードが多く、すぐに環境で活躍していった
その後殿堂の施行により強力なカード達は使用に制限がかかってしまった
その影響を受けた直後のCSでは環境が定まらず、様々なデッキが使われていた
⚫️大卍罪 ド・ラガンザーク 卍
ド・ラガンザークは殿堂・新弾の影響で環境に出てきたデッキのひとつである
殿堂の施行前でありながら発売直後に優勝し、強力なデッキであるということを証明して見せた
わたくしも新弾発売の約1週間前から調整を重ねてきて4度CSで使用してきた
しかし、最も良い成績でもベスト16
結果は残せず終いでした
勝てない要因は様々だったが現在の環境では勝つことが難しいと判断しました
短い間ですが調整をした記録を
このブログに残そうかと思います
まずドラガンザークの調整を始めたのは発売日の約1週間前でした
まだ新弾のカードの情報が全て無い中で
現在のカードプールでどれだけのデッキが作れるのかに挑戦した
まず最初に考えたのは青黒のデッキだった
チュパカル、ルタチノ、カニメデ等
青のオレガオーラをしっかり入れたデッキタイプだった
フィニッシュ方法はエダマフーマをつけながらのケルベロックでの連続攻撃だった
しかし、そのデッキには違和感を覚えた
ガニメデをデッキに入れているので序盤はバトルゾーンにオーラを重ねる必要がある
なのにドラガンザークをバトルゾーンに出す為には墓地にオーラが必要になる
そこに矛盾が発生していたからだ
バトルゾーンと墓地、両方にオーラが必要だった故に
デッキの動きに一貫性が無く、ドラガンザークの着地までに時間がかかってしまったのだ
こうして青黒のオーラの調整を後にした
次に黒単のオレガオーラだった
青黒のオーラと違い墓地にオーラを増やすことに集中してプレイできるので安定感、速度共に良かった
⚫️葬罪 ホネ損ビー
特にホネ損ビーは2マナで手札を減らすこと無く墓地を2枚増やすことができた
遊具ギャンと合わせて8枚墓地を効率良く増やすカードを入れることができるのが黒単オーラの強みである
しかし別の問題が発生していた
フィニッシャーの問題である
⚫️卍魔刃 キ・ルジャック
墓地にあるキルジャックをドラガンザークでバトルゾーンに出すことによりバトルゾーンを一気に制圧することができます
ですがそれは勝利に直結するわけではありません
ケルベロックの無い状態で一気に盾を割りきってダイレクトアタックを決めるのは難しかった
更に、まだ罪修羅ジャ悪ペンドラの情報が出ていなかったのでフィニッシュ方法が存在しなかったのだ
構築を変えながら一人回し
構築を変えながら一人回し
ひたすらこれを繰り返していた
そしてあるカードの可能性に気づいたのだ
⚫️壊罪 フ疑ランケン
自分のクリーチャーが破壊される度に1ドローすることができるオレガオーラだ
無月の大罪の効果と相性が良く、システムカードとして機能する
だが、単純にこのカードでリソースを伸ばしてコントロールするという訳では無い
ドラガンザークの効果の一つにバトルゾーンから墓地に置かれる時に代わりに山札の一番下に置く、というものがある
この効果を使い続けると山札の下にドラガンザークを貯めることができ、最終的に山を掘り進めるとドラガンザークだけに固定することができる
無月の大罪で毎回破壊することによって何度でもドラガンザークを使うことができるのだ
しかし2つの問題が発生した
①山札が強制的に減るGRクリーチャーが出ると負ける
②決まったからといって勝てるわけでは無い
①山札が強制的に減るGRクリーチャーが出ると負ける
⚫️シニガミ 丁-四式
このようなGRクリーチャーが捲れたとたんに山札が無くなってしまい負けてしまう
ドラガンザークで山札を固定するギミックを使用する場合
このようなカードをデッキに入れることは出来ないだろう
②決まったからといって勝てるわけでは無い
ドラガンザークで山札を固定できたとしても何ができるのか?
キルジャックを2枚つけてターン終了時に破壊したら
毎ターンクリーチャーを除去しながらオーラを2枚プレイできる
だが威力が弱い、何ターンもかけてバトルゾーンを形成していては
相手のトップドローで解決されてしまうこともあるだろう
手早く強力なバトルゾーンを作り上げる必要性があった
それを解決するのが 壊罪 フ疑ランケンだった
このカードと組み合わせることによってフィニッシュ方法が確立したのだ
⚫️幽具ポイズ
山札をドラガンザークのみで固定
バトルゾーンにフ疑ランケン
墓地にキルジャックと幽具ポイズ
この条件を揃えることで使うことができる
手順
①ドラガンザークをプレイして墓地からキルジャックとポイズをバトルゾーンに出す
②ポイズの効果でドラガンザークをつけたクリーチャーを破壊して、ドラガンザークは山札の下に置く
③フ疑ランケンの効果でドラガンザークに固定された山札を引く
④キルジャックの効果で墓地からコスト6以下のオーラを出す
この手順を繰り返すことで
1コストでコスト6以下のオーラを墓地からバトルゾーンに出すことができるのだ
これで墓地のオーラを大量展開することができるようになったのだ
しかしこれを使うにあたり問題点が発生してしまった
無月の大罪の破壊効果である
1コストでオーラを展開できるが使った数だけ破壊するので結局±0になってしまう
これでは全く意味がありません
なのでこのカードを使います
⚫️ロッキーロック
先程の手順で1コストでオーラを出していくとロッキーロックをGRゾーンに入れている場合7~8マナあればGRクリーチャーを全てバトルゾーンに出すことができる
ターン終了時の破壊をロッキーロックにしてロッキーロック効果でロッキーロックを出す
これを繰り返すことにより無月の大罪で破壊する効果をケアできるのだ
そして最終的には手札破壊を絡ませながらシールドをブレイクしていく
ラビリピト、ガリュザークでハンデス する感じだと思ってくれたら大丈夫です
私はこのデッキならばCSに持ち込んでも勝つことができると考えました
ならばCSまでに自分ができることは何か考えました
①シールドトリガーのケアの方法とそのパターン化
どのシールドトリガーに対してどういった方法でブレイクするのか?
というものを自分のなかで決めてしまいミスの無いようにする
②1コストでオーラを出す方法の手順説明方法とその簡略化
まずこのデッキを回した感想は時間がかかるということでした
そのため自分のプレイで時間を短縮できるところを短縮していく必要があります
一番時間がかかるであろうドラガンザークの手順の説明を簡略化して時間の短縮を図ろうとしました
このデッキが完成したのが火曜日で、土曜日のCSまでの約4日間この2つの作業にひたすら時間を費やしました
そして最終的に完成したデッキリストになります
このデッキで4度CSに出場して
最高成績はベスト16でした
自分ではデッキの完成度はかなり高く回りの身内のプレイヤーからの評価も高かったです
では何故負けてしまったのか?
大きな理由は2つありました
①時間が足りない
自分の練習量が足りなかったということ等様々な要因で時間が足りないと感じることが多々ありました
スペシャルゲームで敗北するという事例が2度もありました
時間があればもっとゆっくり正確に詰めることができても、それが難しくミスを起こしやすいデッキだったと感じました
②厳しい墓地対策
特に新殿堂になってからはデッキに墓地対策カードを採用しているデッキがたくさん出てきました
その理由はロマノフワンショットにあります
墓地対策をしていない状態でそのデッキに勝つことは難しく墓地対策が必然的にデッキに採用されるようになりました
ドラガンザークもその影響を受けて負けてしまうという試合展開がありました
主な理由はこの様なところです
墓地対策については環境によって左右されるので解決できるかも知れませんが
時間が足りないということは私にはかなり難しいと感じました
もっと上手なプレイヤーがデッキを使うのならばわかりませんが
わたくしが使用するのに限界を感じました
それなりに強いデッキではあったので興味のある方は是非試して見てください
最後にデッキの動かし方の簡易解説をして終わりにしたいと思います
まず序盤は墓地を増やす、そして相手のリソースを削るということをメインに行っていきます
特に墓地を増やすために必要なホネ損ビーや幽具ギャンをプレイできるかどうかが重要になります
マナに置くカードの優先順位はシールドトリガーのカード→重めのカード→その他不要なカードの順で置いてくことが多いです
キルジャックとデジルムカデはどちらからマナに置くか分からない時はデジルムカデから置くことをおすすめします
GRクリーチャーのバクシュが効果を使用したときに落ちて嬉しいのはキルジャックです
その理由は最終的に詰める時にキルジャックが墓地に複数枚落ちているとできることが増えるからです
これはポイズやダイパ殺デーでも同様なとこが言えます
中盤までに フ疑ランケンを場に出しておくと
リソースが切れること無くアクションを起こすことができます
特に墓地対策をしてくるデッキには出しておかないとリソース負けをしてしまう可能性があるので積極的にプレイします
ドラガンザークがプレイできる状態になったら対戦相手の手札破壊と自分のデッキの墓地を増やすことを意識してプレイします
最終的にデッキをドラガンザークのみにしなければいけないので余裕があればドラガンザークから幽具ギャンなどを積極的につけていきます
デッキをドラガンザークのみに固定できたら先程の手順で1コストでドラガンザークをひたすらだしてGRクリーチャーを全てバトルゾーンに出します
基本的にはその後無月の大罪の効果を利用してターン終了時にバクシュを破壊してブレイクしたシールドをハンデスするという作業に移ります
ですが時間が足りずにこれが出来ない場合があります
そういうことができないときは一気にシールドをブレイクしてダイレクトアタックをする必要があります
他にも禁断やドルマゲドン、テック団等が入っているデッキにも一気にシールドをブレイクした方がいい場合があります
おおよそのデッキは12体のクリーチャーで攻撃すれば通りますが
攻撃が止まるシールドトリガーが入っているデッキにはシールドトリガーに応じた攻撃をしていく必要があります
その中のいくつかを紹介します
(文章のみになるので実際に代用でもいいのでカードを用意してプレイしながら見ることをおすすめします)
⚫️スパーク系
主に1枚ずつバクシュのハンデス効果を利用して攻撃していくのが理想だが
時間が無い場合は一気にブレイクしなければならない
その場合は無月の大罪の破壊ストックを6回作った状態で攻撃する
まずバクシュの上にドラガンザークを重ね、キルジャックを2枚墓地から場に出す
もう一度ドラガンザークを他のクリーチャーの上に重ねて
ドラガンザークのついたバクシュでもう1枚キルジャックをつけ、パワー24000以上にしながら5枚ブレイクする
スパークをシールドトリガーした場合はターン終了時の破壊でバクシュ→バクシュ→ロッキーロック→ロッキーロック→バクシュ→バクシュの順に破壊する
そうしたらスパークで使った以外のブレイクしたシールドを全てハンデスすることができる
スパークをトリガーしなかった場合はもう1体のドラガンザークで攻撃してポイズを2枚つける
破壊効果で攻撃済みのドラガンザークがついたバクシュともう1体のバクシュを破壊する
ドラガンザークがついたバクシュにはキルジャックが3枚ついているので3回効果が誘発
3回ともダイパ殺デーを出して、ダイパ殺デー3回とバクシュのハンデス2回で5枚ハンデスしながらダイレクトアタック
⚫️テック団
このデッキではテック団をプレイされるとクリーチャーが全て手札に戻ってしまうのでダイレクトアタックができません
ですが他のブレイクしたシールドをハンデスして返しのカウンターを封じることができるので
1枚ずつブレイクするよりも一気にブレイクする方が良い場合が多いです
無月の大罪の破壊ストックを2回以上にした状態にします
ドラガンザークをつけてパワーを上げ5枚ブレイク
テック団をシールドトリガーしてもバクシュ2枚をGRゾーンの上に来るような順番で戻す
ロッキーロックが誘発してデッキ上のバクシュ2枚が場に出る
ターン終了時の破壊でバクシュを2体破壊する
計4回バクシュの効果を使えるのでブレイクしたテック団以外のシールドをハンデスできます
他にも禁断やドルマゲドンがある相手や他のシールドトリガーがある場合の攻撃方法、プレイ方法があります
それぞれ序盤のゲーム展開や相手の入っているカードによってプレイが異なります
全てはここで記すのが難しい(面倒な)ので是非一度考えて見てください
おしまい