笑顔はだいじー
笑顔はだいじー
どうもはまち戦車です
「カレーパン、好きだよな？」
そう質問されて貴方なら何と答えますか？
私の知る限りカレーを嫌いだという人は極めて少ないはずです
ご存じの方も多いとは思いますが日本のカレーは日本人が食べやすいように味が調整されており誰もが楽しめるようになっています
ですがカレーパンであればどうでしょう？
「私はカレーを食べる時はご飯派だ！パンなど断じて認めない！」
という方も中にはいらっしゃるかもしれません
因みにわたくしはどちらでも食べるが、どちらかというとご飯派です
元からご飯が好きというのもありますが、ごろっとした具材が魅力的です
対して使うパンはそういった具材を入れるのは構造上難しいです
しかしそういったカレーを好む人がいるのもまた事実です
パン派、ご飯派の論争を始めてもこの議題はいつまで経っても解決することはないでしょう
某きのこ、たけのこと一緒です
再び問います貴方は何と答えますか？
そう、それによってゲームの勝敗が左右します
勘の良い方は既に察していたかと思います
先程述べた通りパン派、ご飯派と派閥が別れていることから選択肢は基本的に「好き」か「嫌い」の2通りに分かれます
しかし対面の顔色を伺ってそれを予測するのは極めて難しいでしょう
C-boy 切札勝太の攻撃時の能力により
「好き」と答えると2ドロー
それ以外だとパワー＋10000と追加2ブレイクを得る
2ドローも大変魅力的であるが、やはりパワー＋10000追加2ブレイクが破格の能力である
5コストのパワー15000トリプルブレイカー
これは非常に強力である
一時期 龍覇 グレンモルト が環境を支配していたのをご存じだろうか
2回の攻撃からガイハートを龍解しガイギンガにすることで6コストでシールドを3枚ブレイクするスピードアタッカーとなるのである
更に7000以下を破壊するおまけ付きだ
それを考えれば切札勝太も同等の能力を持っているのではないだろうか？
5コストでトリプルブレイカーであれば、スピードアタッカーでないもののグレンモルトより1コスト低いので攻撃するタイミングは変わりません
それなりに高いカードパワーを持っていると言えるでしょう
しかし先程考察した通りTブレイカーになる確率はほぼ2分の1
運任せになってしまうのが懸念点であります
そこでわたくしは確率を2分の1より上げる方法を考えつきました
それには対戦相手とカレーパンの関係に第三者を割り込ませる必要があります
その方法は
皆様じょしらくという作品をご存じでしょうか？
その作品では「犬派？猫派？」というような何気ない質問に対して
「つまんねー事聞くなよ！」
と切り捨てるのが流れ
作品中では「伝統芸」といわれております
わたくしはこのデッキのプロテクターにこの柄のキャラクタースリーブを使用しました
このスリーブを使用することで対戦相手とカレーパンの関係に割り込むことが可能になりました
日本人として伝統芸を簡単にないがしろにすることはできないでしょう
よって選択肢に「好き」「嫌い」以外に「つまんねー事聞くなよ！」を加えることができます
単純な計算で2分の1から3分の1に確率が上がることに加えて、相手が日本人であれば「つまんねー事聞くなよ！」と答える期待値が高くなる
私はC-boy切札勝太の質問に対するメタゲームを完全に支配したと確信した
対戦相手が日本の心をもつ限りそれは覆らない
これでC-boy切札勝太がTブレイカーになる確率が飛躍的に上がった
ならばそれに沿ったデッキ構築を行うべきでしょう
火力に特化した構築を考えました
2ターン目にフェアリーライフをプレイして
3ターン目に爆走鬼娘モエル・ゴー
4ターン目にC-boy切札勝太
ここまではとても美しい流れである
更に2枚のシールドを破る必要がある
そこでC-boy切札勝太専用機とも言えるこのカードを採用した
⚫️激熱 カ・レーパン
5ターン目にこのカードを2枚プレイすることによりC-boy切札勝太のブレイク数は5枚まで上昇する
残ったモエル・ゴーでダイレクトアタックをすることができる
完璧なゲームプランだ
そしてデッキが完成した
ハンターファイアをC-boy切札勝太の攻撃時に打つことにより確定除去を打つことができる
超次元ゾーンの鬼流院との相性も良く素晴らしい
激熱カ・レーパンが2枚なのは家に無かったからだ
これ以上は触れないでほしい
反省はしている
なにはともあれデッキは完成した
完璧な調整を終えたので実践に移るのみだ
対戦相手は赤青覇道、相手に不足は無い
こちらの動きが良く
4ターン目にC-boy切札勝太が着地
好調なスタートだ
対戦相手
フレア、覇道、切札勝太破壊！
！？！？！？
負け！
まあこんなこともあるだろう
しかし
その後も次々と切札勝太は破壊され負けていく
まず切札勝太が生き残ってターンが帰ってこない
質問をさせてくれないのだ
「カレーパン好きだよな？」
私はそう質問したいだけなのに
これまで考察してきた内容はなんだったのか
前提から崩れ去っていく
その後も負けが続いていく、、、
しかしそのときは来た
切札勝太が生き残ってターンを迎えた！
更に相手に
「つまんねー事聞くなよ！」
と言わせることができるできれば
ダイレクトアタックがきめることができる
もらった
私は意気揚々と相手に質問をしたのだ
「カレーパン好きだよな？」
、、、
、、、
「好き」
なん、、、だと、、、、
私は混乱した
相手は歴としたジャパニーズピーポー
伝統芸を重んじる気持ちは誰もが持ち合わせている
なぜ好きということができるのだ？
時間が経つに連れて落ちつきを取り戻していった
そして理解したのだ
対戦相手はダイレクトアタックを受けるのが嫌だったから好きと答えたのだ
彼が見ていたのは
カレーパンとの関係でも、
伝統芸を重んじる心でもない
そう、デュエル・マスターズだ
彼はデュエル・マスターズをしていた
私は自分の浅はかな考えを後悔した
何故私はそれに気づくことが出来なかったのか
赤青覇道0-10
当然の結果だ
私にはデュエル・マスターズが見えてなかった
デュエル・マスターズはとても奥の深いゲームだ
それを実感した
素晴らしきデュエル・マスターズ
赤青覇道で一番強かったカード
おしまい
